失踪後の考察

僕は二十歳に失踪して違う人生を手に入れたわけだけど、そんな僕でも今は、ばあちゃんや愚弟とは距離を取りつつも生存確認が出来るくらいにはなっている。母さんは結婚したので、その家庭で幸せにやってればいいし、葬式にも出ないつもりではある。出ちゃうんだろうけど。

これは失踪に成功したから言える事なのですが、生きていればどうとでもなるし、自分の人生を殺してまで辛く生きる必要はないと考えます。過去、父さんも母さんも失踪してるような家庭なので、そういうのが普通だったし、それ故か僕は家庭というものを信じられない。治せるようなものでもないので、そういう意識が間違いだとは思わなくなった。

所謂、普通というものに憧れた人生だったのだけれど、それは僕の普通ではないのだから比較してもしょうがないものなんだと割り切ってます。 その中で生きたいように生きるというのは、とても難しいし自分が選んだ道が合っているのか疑う時もあるけれど、具体的な解決策は人それぞれなので言えることは、頑張るしかないと思いますし、頑張り過ぎ無いことだと思います。

僕は長く生きる予定なので、身近な君や貴方も出来ればそれに付き合って欲しい。楽しく生きてほしいです。