大橋仁×七尾旅人 〜百人組手番外編・写音真楽〜 at 渋谷・WWW
大橋さんの写真と七尾さんの声と音楽達を受けて、僕は人生で初めて前後不覚になり倒れそうになった。それ程までに、大橋さんの映像や写真と七尾さんの音楽が、身体の機能を奪うくらいまでに強烈だった。(現に開始して30分くらいは、ずっと座り込んでいた）
ありのままの人間の姿は、美しく見える部分も醜い部分も同居しており、それをそのまま写し撮れる大橋さんは本当に素晴らしい人間だと思う。300人乱交の写真達に関しては、ただただ人を産む為としての行為ではなく、人間と人間の性の貪り合いがそこに広がっていた。七尾さんも仰っていたが忘我の境地がそこにはあった。地獄でもあり天国でもあるその光景が持つ力は凄まじく、僕が無職では無かったら写真集（23,000円）を帰りに買っていたくらいだ。高いと思われるが、それ以上の価値と写真の力がそこに眠っている。
頭を揺さぶられるような経験だとか、価値観を変えるような体験なんて、手あかのついた言葉で使いたくは無いのだけれども、本当にそれくらい衝撃を受けた日だった。
前にも言いましたが写真は言葉全て説明されてしまうようなものなら、全く必要はないと思うのです。この写真集に関していえば、とんでもなく訳の分からないとてつもないものがあり、それを言葉で説明しようとすればするほど、その写真について何も説明できなくなるくらいのものなんです。気になったら下記のリンクから調べてみてください。
今日は、本当に良い日でした。
